IT系会社員よもやま話 | 山口県山口市のWeb制作会社 モトクロスのスタッフブログ

POPについて

POPとは？

POPとは、Post Office Protocolの略です。
改良されていき、現在はVersion3なので、POP3になりました。

POP設定

図にして、簡単に説明します。

「メールサーバー：自宅」「手紙：メール」

手紙が自宅に届いたかを確認し、自分の部屋に持ってあがり手紙を保管します。
手紙のコピーを郵便局に置いておくサービスや定期的に片づけをしてくれるサービスがあります。

POP設定は、サーバーからメールをダウンロードをしてきます。
サーバーから削除する設定をすると、サーバーのメールが削除されます。

削除設定をした場合、メールサーバーからはなくなってしまうため、他の機器で受け取ることができなくなります。

他の機器でも受け取りたい場合は、サーバーにコピーを置く設定ができます。

POPのメリット・デメリット

POPは、メールサーバーに常に接続をしているわけではありません。

自分でメールサーバーを見に行かなければなりません。

イメージとしては、自分で郵便ポストを確認しに行く感じです。

メールサーバーからメールを受け取った後は、サーバーから元データを削除できる為、サーバーの負担を軽減できます。

しかし、POPは複数の端末で管理する時に注意が必要です。

メールを受け取った後に、「メールサーバーからメールを削除する設定」にしておくと、別の端末では、そのメールをダウンロードすることが出来なくなってしまうからです。

メールをダウンロードしたパソコンが故障したりすると、その中のメールは、二度と戻ってこなくなるというデメリットもあります。

IMAPについて

GmailなどもIMAPの形式を採用しているので、馴染みのある方も多いかと思います。

IMAPとは？

IMAP(アイマップ)は、Internet Message Access Protocolの略です。

IMAPの場合は、メールをダウンロードする際というよりは、メールサーバーにあるメールをそのまま見にいくという感じです。

IMAP設定

「メールサーバー：自宅＆父」「手紙：メール」

手紙は全て父が管理をしてくれます。学校の電話や携帯から電話をかけて父に手紙の内容を聞きます。必要な手紙の場合は、父からコピーをもらい部屋で保管することができます。

IMAPのメリットとデメリット

IMAPのメリットとしては、複数の端末(パソコンやスマホ)などから、メールを一元管理することができます。

例：○○＠mail.comをスマホとパソコンのメールソフトに設定をしています。
○○＠mail.comに「メールＡ」が届いて、スマホで「メールＡ」を開くと既読状態になります。スマホとパソコンは常に同じ状態ですので、パソコンに来ている「メールＡ」も既読状態になります。イメージとしては、スマホとパソコンが常に同期されている感じです。

IMAPのデメリットとしては、メールサーバーの容量オーバーになった場合は、
古いメールをサーバーから完全に削除しなければなりません。(POPとは違い、ダウンロードをしていない為。)

POPのように○日以前を一括削除せず、メール選択して削除していかなければならないの為大変です。

POPのIMAP比較表

POPのIMAPのどっちがいいの？

私は会社でのメールは「POP設定を推奨」しています。

IMAPは一元管理ができるから便利なのですが、会社の場合重たいデータのやり取りがある為、
IMAPにしているとメールサーバーを圧迫してしまい、気付かずにメールの容量をオーバーしてしまうことがあります。

POPの場合は、メールソフトにダウンロード○日後に削除をしてくれるので、メールサーバーを圧迫せずに使用することができます。

その為、会社でのメールは「POP設定」をしています。

しかし、プライベートなメールの場合は「IMAP設定」にしています。

プライベートなメールの場合、メルマガの配信や何度も見直さなくてもいいメールが多いので、IMAP設定にしています。

重たいデータが多い場合は「POP設定」、管理をするのが大変なら「IMAP設定」でいいかもしれません。

この機会に自分にあった設定を見直したらいかがでしょうか。